ハロー!
藤本タツキ先生の「ルックバック」素晴らしい!
私の感想や考察を見る前に再度ルックバックを読み込もう!
〜2021年8月6日追記〜
さらに詳しい記事を書きました!
タイトルの意味
「ルックバック」と言うタイトル、P2右上に強調されたDon't、最終ページのIn Angerから、Oasisの「Don’t Look back in anger」が浮かび上がってくる。このOasisの曲はイギリス・マンチェスターで起こったテロ事件のアンサムとして、歌われた曲になる。
また、このルックバックは7月19日に発表されたが、2019年7月18日に京都アニメーションの放火殺人事件が起きている。そして京本と言うキャラの名前やストーリーからも、今回の作品は京都アニメーション悲惨な事件を追悼している背景がある!
藤野は未来、京本は過去
藤野と京本の名前を足し合わせる⇨藤本が完成する、が想像できるだろう。そう考えるとこの二人は藤本の生まれ変わり、そして京本は藤本の過去を担う!(田舎者の京本にとって知るはずのない東京の学校の風景。)京本には藤本の記憶が潜在的にあるため、自然と漫画にチェンソーマンやファイアパンチの背景(バッググラウンド)を描いてしまう。
藤野は京本を引っ張り未来に連れて行く!二人一緒に行くから藤本タツキばりの才能を開花して、17歳にして7本の短編を世に出す!普通に2月1本以上の短編を書くのは異常!そしてそれと同等以上?の藤本タツキは何者なんだ(今更…笑)
二人の作品であるシャークキック(チェンソーマン)は主人公をデンジからビームに変更!
漫画を作る藤野は過去の藤本を知らないからデンジを知らない…しかしそのセンスは所々に垣間見える。
- タイトルのデザインが同じ
- 主人公の服装が同じ
- 顔が化け物
分裂した藤本タツキは再び出会う!
二人一緒なら最強の漫画家「藤野キョウ」!
しかし京本は藤本過去(背景)にとりつかれて、藤本タツキの母校でもある東北芸術工科大学(TUAD)へ行ってしまう。作中では山形美術大学になっていた。
一人取り残された藤野は京本を知らない小学4年生の漫画家にもどってしまった。
それでもセンスで活躍する藤野はアニメ化へ!
そしてチェンソーマン第一部と同じ11巻まで書き進める。ここで藤野は過去からやっと現在にやって来た。しかしそれは過去との別れになる…
ここでの京本との別れは過去との別れも意味するのだろう、藤野は失ってしまったのだ。自分の背景を、一番大切な藤本タツキのアイデンティティーを!
京本の死亡で藤野は漫画を書く理由を見失い休載へ…タツキ無しじゃ漫画は書けないよ!(涙)
途方に暮れる藤野は過去へと行くため、例のドアへメッセージを送る。ここのドア越しにメッセージを送る部分は映画メッセージやインターステラーを彷彿させる。
未来の藤野が過去に送ったメッセージは過去の京本に届き、過去の藤野が京本を助ける。異なる並行世界でも結局は同じ事件に帰結するが、結果が大きく異なる。結構ここら辺のストーリー展開(藤本タツキの論理展開)はチェンソーマンでも同じなのだろう…最終回のマキマ討伐とか。
過去を生き延びた京本は未来を見るようになり、漫画をかく。背景ばかりの4コマ漫画を書いていた京本は、未来の漫画を書くようになった。
この漫画の「背中を見て」と言うタイトルは最終コマの藤野の後ろにいる京本のこと=藤本の過去を見てほしいと言うメッセージ。今回は控えめにタイトル回収(ルックバック)
このメッセージを受け取った藤野は過去をリフレインし、シャークキックを11巻まで読む。上でも述べたがシャークキックはチェンソーマンの生まれ変わり。藤本の過去がこのシャークキック(チェンソーマン)には詰め込まれている。その中には京本との思い出が、万円の笑みの京本!
そう、藤野がマンガを書く理由は、マンガが大好きなファンのためであった!その事を思い出す。シャークキックを読み終えた藤野は藤本の過去を手に入れ最強の漫画家「藤本タツキ」となった。
お帰りなさい藤本タツキ!
お帰りなさいチェンソーマン!
まとめ
- Don’t Look back in angerをオマージュしており、京アニ放火事件を追悼する作品
- 藤本タツキが帰ってきた連絡
- チェンソーマン第2部の始動
感想というか、予感。
藤野は藤本の未来を担当していた。つまり彼女の書いていた4コマ漫画が今後のチェンソーマンの伏線になるのではないかと思っている。先生の仕草とか生まれ変わってもキスとか…何か起きそうでワクワク!
この考察が面白かったら、応援してね。
チェンソーマンの第2部でも頑張るぞ!